【映画】2ガンズ/麻薬王から300万ドル盗んだら……【ネタバレ:レビュー】

アクション

ドラッグマネーを巡るアクション映画、2 Gunsをレビュー及び 評価、感想、解説。

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あらすじ

ボビーとスティグはとあるダイナーで朝食を楽しんでいた。

彼らはドーナツを頬張りコーヒーを啜ると、手際よく店員と客を外へ誘導し、ガス栓を開放したキッチンにライターを投げ込んだ。

‘‘ ドーナツの名店前で銀行強盗は禁物 ‘‘



時は少し巻き戻る。

パピ・グレコ。
恐るべきメキシコの麻薬王である彼の組織との取引の場に赴いたボビーとスティグは、裏である計画を画策し始める。

「パピの金を盗んでやろう」

地方銀行へ定期的に預金していることを知っていたスティグは、貸金庫を丸ごとかっさらうことを提案。
金庫内には300万ドルほどの現金が見込め、ボビーもこれを了承した。

ピエロとフランケンシュタインのマスクを被ったスティグとボビー

強盗作戦はあっさりと成功。
金庫をこじ開けると、そこには大量の札束。だが二人の間に妙な疑問が湧いた。


「カネが多すぎる」

300万ドルどころではない。軽く見積もっても、その十倍はある。
ともかく現金を車に詰め込むと、二人は荒野まで逃げ込む。


喜びも束の間、ここで二人は決裂する。

実はこのコンビ、麻薬取締局(DEA)の囮捜査官のボビーと、海軍犯罪捜査局(NCIS)の捜査官であるスティグで組まれていたのだ。
互いの素性など思いもよらなかった彼らは、現金は各々の機関へ証拠品として収める肚であった。

もちろんケチなチンピラである相棒を、土壇場で切り捨てるプランで。


正体を明かし合う直前に先手を打ったスティグにより、多額の札束は彼の手に渡った。
4000万ドルもの大金は海軍上層部の手に渡ったのだ。


しかしこれで終わりではない。
スティグもまた海軍により切り捨てられ、証拠入手に失敗したボビーもDEAに見放された。
当然ながらパピも自分の金を取り戻そうと躍起になる。


あらゆる者から追われる立場に陥ったボビー&スティグ。

彼らは生き残れるのだろうか。

ボビー・トレンチ

笑顔のボビー

麻薬取締局(DEA)の潜入捜査官。三年かけて麻薬王パピに近付いた。


コカインの物証を得て逮捕する算段だったが、なかなか手に入れられず、脱税を摘発するために現金の押収へ切り替えた。


スティグとの出会いは詳細を語られていないが、曰く「骨をやったらついてきた」犬コロ扱いであった。

マイケル・スティグマン

笑顔のスティグ

海軍犯罪捜査局(NCIS)の捜査官。通称スティグ。
悪党を殲滅するために、貸金庫から300万ドルを強奪、及び押収する任務を海軍上層部より受けていた。


従軍者特有の軽口と、好みの女性へのウィンクがトレードマーク。

役者のピッタリ感

爆発するドーナツ店から逃げ出し、車に乗り込むボビーとスティグ

軍人役で口汚いジョークを吐かせたら業界一番、マーク・ウォールバーグは今作も健在。
タフでマッドネスな男の雰囲気がしっかり伝わってくる。

相棒のデンゼル・ワシントンも、年甲斐もない言葉遣いと真っ黒なサングラスが、いかにも裏社会の人間です、といった役作りが素晴らしい。


またこのコンビ、終始一貫してソリが合わないのも逆に魅力のひとつだ。

食事の好みからチップの割合まで、なにひとつとして共通点がない。
彼らは腹の中では互いに信用せず、成り行きで一時的に手を組んでいるに過ぎないからだ。


しかし険悪で欝々とした暗いストーリーでは決してない。
バカバカしいほどのピンチでも、どこかクスリと笑いを誘う雰囲気がユーモラスでカラッと明るい。

麻薬王、海軍、麻薬取締局、そして例のアノ機関

メキシカンマフィアをヘリから掃射するCIA

ボビーとスティグは、とにかく方々の勢力からハッパをかけられ、命を狙われるハメになる。

三つ巴、四つ巴、五つ巴。
誰も彼もが最後に自分たちが笑うために、互いを出し抜いておいしい所を浚おうと躍起になるのだ。

最終決戦はその集大成であり、見渡す限りどいつもこいつも敵だらけのバトルロワイアルが開始される。


終盤で最も厄介な敵として現れる、映画の世界では悪役として描かれることの多い「アノ組織」にも注目だ。

爽快感は随一

舞い上がる札束の中で背中合わせに拳銃を構えるボビーとスティグ

ジメジメと鬱屈なシーンは一切なく、全編でドライかつ爽快なシーンを楽しめるだろう。

お手本のようなストレス発散型アクションムービーである。


結末も爽やかだ。
細かいことは置いておいて、ドカンと一発かましてやったぞ、といういかにもなアメリカライク仕上げは頭を空にして楽しむのが作法だろう。

非常に晴れやかな気分で視聴することが出来た。

評価

時代を超えた不朽の名作!とまでは言わないが、オーソドックスなアクションムービー構成の中では、爽快感やテンポの良さが素晴らしかった。

ガンアクション好きならばお勧めの作品だろう。

★★★☆☆
三ツ星の良作。
2ガンズ (字幕版)
2ガンズ (字幕版)

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