【映画】インターステラー/彼らの正体は未来の○○?【考察あり:ネタバレ注意】

SF

現代版2001年宇宙の旅との呼び声の高い、Interstellarをレビュー及び 評価、感想、解説、考察。

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あらすじ

近未来の地球。植物は枯れ、大地は乾き、人類は未曽有の危機に瀕していた。
近い将来に食糧が枯渇し、滅びの終末を迎えることは誰の目にも明らかだった。

主人公、元パイロットのクーパーはふとしたきっかけで、とうに解体されたはずのNASAに巡り合う。かつての腕を見込まれ、もう一度宇宙飛行士として仕事をして欲しいと頼まれるクーパー。

消滅したはずのNASAはわずかな物資と少ない人数ながら、地球を飢えが襲っているこの時代も、極秘で拠点を維持していた。そして数度に渡って科学者たちのチームをすでに宇宙へ送っており、現在地球の代替となる母星を調査中だという。

クーパーへの依頼は、この科学者たちから信号を受け取れる範囲まで接近し、母星の有力情報を得て、地球へ送信することだ。


二度と地球へ戻れない、引いては家族との根性の別れの可能性のあるミッションに悩むクーパー。


人類の生き残りのために飛び立ったクーパーと、彼の娘、マーフが科学者として地球で重力を解析すべく苦心する二部同時構成でストーリーは紡がれる。
絶望的な状況から加速していく物語に、目が離せないだろう。

ジョセフ・クーパー

氷山を歩くクーパー

元空軍飛行士。妻を亡くし、父と息子、娘とともにトウモロコシ畑を営んでいる。
既に世界が機械技術発展への意欲を失った現在でも、いまだ彼だけはその情熱を静かに携えている。

任務を受けたチームの実質的なリーダーであり、それはすなわち残りの人類全ての命を双肩に託されたも等しい。彼は作中で様々な選択を迫られ、その度に苦しみと後悔に苛まれる。

家族にもう一度会いたい。その原動力こそが彼を突き動かす芯だ。

マーフィー・クーパー

重力解析に挑むマーフ

冒頭では少女、終盤には大人の女性へと成長を遂げる、ジョセフ・クーパーの娘。通称マーフ。
幼い頃から科学への探求心が強く、その才をNASAに見出されブランド教授に師事を仰ぐことになる。

全人類を搭乗させるための宇宙船を作成するにあたり、重力方程式の解を出すために尽力している。
奇しくもこの親子が人類存亡の行方を荷うこととなったのであった。

ネタバレ概略

ネタバレストーリー
  • 1.
    飢饉
    近未来の地球。あらゆるリソースは枯渇の危機を迎え、乾いた大地には砂を含んだ嵐のような風が吹き付ける。
    既に国家間の争いや科学技術の発展といったものは過去の産物で、今は何の意味も持たない。その日の糧を得ることすらもままならないのだから。
  • 2.
    幽霊
    コーン農場を営むクーパー一家の娘、マーフは自宅の部屋で幽霊を見たという。本棚から本を落とす謎の存在は、意図こそ見えないながらも確かにそこにあった。
    そしてその正体は、父ジョセフによって重力と判明。なぜマーフの部屋に発生したかは不明だった。
  • 3.
    導き
    重力の示した座標を読み解き、その場所へ一路向かうジョセフとマーフ。秘密めいた荒野の一角には、驚くべきことに解体済みのはずのNASAが地下で活動を行っていた。
    ジョセフはかつての経歴を見込まれ、宇宙探索に向かうよう依頼される。もはや目前に迫った人類滅亡の危機を救うには、他惑星での開拓に賭けるほかない。
  • 4.
    承諾
    生きて帰れるかも分からない任務だったが、ジョセフはこれを承諾。家族を地球に残し、宇宙に先遣隊として旅立った者たちのあとに続くこととした。
    事実を告げると、娘マーフは最後まで父を見送ろうとしなかった。
  • 5.
    水の惑星
    人類安住の地三つの候補の内、最も近い惑星に降り立つクルー。
    ジョセフ、アメリア、ドイル、それにロボットのTARS。ニコライはバックアップとして宇宙船に残ることとした。
    水の溢れる浅瀬に降り立った一同は、ビーコンの信号を辿る。だがそこには先遣隊として待つはずの博士の姿は無く、無残な残骸が残るだけだった。
  • 6.
    犠牲
    怪しげな気配を察した一同は、遠くから迫る高津波を目撃。高層ビルほどもあるそれは、明らかにこの星が人類安住に適していないことを示していた。
    慌てて母船に戻ろうと試みる一同だが、その過程でドイルが波にさらわれる。
    もはや助ける術もないジョセフらは、彼の沈みゆく犠牲をまなじりにその星を去る。
  • 7.
    時間
    高重力の惑星で過ごした僅かな時間は、外宇宙での23年にも相当していた。すっかり老けてしまったニコライは、待ちわびたようにジョセフたちを迎えた。
    そして地球上でも、同じく時間は経過。すっかり大人になったマーフは、ブラント教授の許で重力解析に乗り出しているところだった。
  • 8.
    二択
    燃料の僅かな母船。残る候補の内、辿り着けるのはどちらか一方だ。
    ここでアメリアは信号の途絶えたエドマンズ先遣隊の惑星を推す。しかしその理由は、彼らが恋人同士であるという、理屈にかなわないものだった。
    感情を捨てた判断を用いたジョセフは、マン博士が信号を送り続けている惑星を選択する。
  • 9.
    虚偽
    凍り付いた大地に到着する一同。コールドスリープ中のマン博士を呼び起こすと、彼は無事に生還した。
    だが愚かなことに、マン博士は虚偽を用いた。調査の結果、生存に適さないはずの惑星で信号を送ったのだ。全ては自分が助かりたい一心で。
    暴走したマン博士によってニコライは爆死、またマン博士自身もドッキング失敗によって死亡する。
  • 10.
    賭け
    残りの燃料で最後の惑星に辿り着くには、ブラックホールの重力ターンを使用すればなんとかなるかもしれない。
    ジョセフは賭けを行い、それは成功した。
    ただし物理法則に従い、自身とTARSをブラックホールに向かって切り離すこととなった。
    アメリアはひとり、エドマンズの待つ惑星へと向かうこととなった。
  • 11.
    幽霊の正体
    ブラックホールに吸い込まれ、事象の地平面を超えた瞬間、ジョセフとTARSは奇妙な光景を目撃する。無数の本棚の羅列したようなその空間は、明らかに五次元移動を可能としていたのだ。
    そしてジョセフは、本棚の奥に幼き日のマーフと自分自身を発見する。そう、幽霊の正体とは、ジョセフ自身だったのだ。
  • 12.
    モールス
    TARSによる重力解析値を、モールスでマーフに送る。ジョセフはこの奇策によって、重力装置を用いた巨大宇宙船を娘が完成させるシナリオに賭ける。
    それは成功し、彼女は遠く離れた父の存在を、自宅の本棚の裏側に感じることになった。
    使命を終えたジョセフとTARSは、白くまばゆい光に包まれる。
  • 13.
    再会
    ジョセフが目を覚ますと、そこは宇宙船のコロニーだった。
    同乗する娘を探すとそこには、遥かに年老いて寿命を迎えつつあるマーフの姿が。
    再び出会った家族。
  • 14.
    新天地
    アメリアは無事に惑星に到着する。そこにはエドマンズの墓石と、小さな農場、そして星条旗がなびいている。
    ジョセフは新たな任務、アメリアの待つ惑星を目指して飛び立ったのだった。

難解?

事象の地平面を視覚化した画像

インターステラーは分類的にはハードなSFにあたるだろう。知識の無い者からすると不可解な用語や理解できない事象が頻発するからだ。

最初に時間の進みが地球上と宇宙空間で異なることにクエスチョンマークが出るかもしれない。
次に氷河の土地で揉みあいが起きたことを不思議に思うかもしれない。
最後にブラックホールの中でアカシックレコード的表現を見せられて、そもそもこの宇宙旅行の目的すら忘れてしまったかもしれない。


しかし思うに、この作品はハードコアなSFファンと無知識層の間でとてもよく中庸を保てた方だと感じた。

非常に設定や背景を詰めて撮影に挑んでいるのが窺える一方、敢えて難解な用語説明を用い過ぎない努力があった。
その上でコアなファンからツッコミが入るような矛盾点はそうそう見られない。しっかりした専門家とアドバイザーの力添えの賜物だろう。

ストーリーが一度で理解出来なかった者も、エンディングでどんな結末を迎えたのかは理解可能だと信じる。
一度で分からなければ、もう一度見れば良い。本来、作品とはそういうものだ。

また理解不能な表現には自分で好奇心を持って調べる努力も必要だ。与えられるエサだけを口を開けて待っているようでは、SFだけでなく、どんな作品も魅力は減じる。

科学に感情の入る余地

任務に挑むジョセフとアメリア

作品のテーマとして、「」があがる。クルーのアメリア曰く、愛すらも物理法則に織り込み済みの感情であり、それに従うことで決して現代科学との整合性を欠くことはないのだ、と。

宇宙船といえばゴリゴリの科学技術結晶体であり、本来そのような感情論を用いるのは不整合に思える。

しかしこれは高位の科学者が霊的存在や超常現象の存在を認める行為によく似ている。
理解不能な何某かの力も現在の科学で肯定的に説明出来ないだけであり、我々の住む現宇宙では至極当然の物理法則であるという理屈だ。


いつの日か、現実でも愛の可視化を実装する日が来るかもしれない。

演出

ブラックホールの中に広がるアカシックレコード

凄まじいCG技術に度肝を抜かれた。これが正直な感想だ。

そもそも我々が観測すら困難である物体や事象の多くを可視化するのだから、その苦労はいかほどであったろう。
前述したアカシックレコード的表現が最たるものであり、事象の地平面を越える瞬間のなんとも言えぬハラハラ感は、是非ともご覧になって頂きたい。

またややもすればヒューマンドラマの存在意義について是非を論じられる当作品だが、必要だったように筆者は感じた。
あれらの起伏がなければ無知識層は完全に置いてけぼりであり、あのようなアクセントを用いることで作品に色を与えていたとも思う。

完全に人間味を排してこの作品が作られていたとすれば、それはもう映画ではない。
単なる架空の渡航記録だ。

評価

お世辞抜きに最高の映画だと感じた。
今までの記憶の中でもトップクラスに引き込まれ、涙し、感銘に心打たれた。

宇宙に関して毛ほども興味の無い方には勧めかねる一方、ある程度の知識と興味を持っているという前提ならば、必見の作品である。

★★★★★
文句無しの満点。
インターステラー(字幕版)
インターステラー(字幕版)



以下、考察及びネタバレ注意。





ブラックホールから生還したクーパー

ブラックホール内をさまようジョセフ

最大の謎である、クーパーのブラックホール内からの生還方法。作品内で、これについて正確な描写は無い。
マーフへ向けたモールスで特異点データを送信し終えた後に、ワームホールのようなものが出現してクーパーは吸い込まれる。

あまりにも都合が良すぎる展開だ。一体どうやってクーパーは生き延びることに成功したのか。
ご都合主義であるという論は一旦忘れて、彼が如何にして帰還するに至ったのか。
これに関して合理的な解釈をしてみた。

なおここでは、後段で説明する時間の遅れ現象や、スパゲッティ化現象には言及しない。

事象の地平面の向こう=アカシックレコード

まず、今作で事象の地平面(ブラックホールのある一定ラインの向こうを指す)の向こう側は、アカシックレコードであるかのような描写がなされている。
一応説明するとアカシックレコードとは、

現在過去未来、全ての時間軸においてあらゆる知識の収納された図書館。
これに触れることの出来る者は、現宇宙の理を何もかも知ることが可能。

世界中のデータを収納した究極のサーバーであるとも言われるが、無論現実でこれの存在を立証した者は未だ居ない。



過去に現実でも、幾人かの人物がこの「知識の図書館」へアクセスが出来ると主張していた。
ニコラ・テスラや、エドガー・ケイシーなど。
曰く、知識やアイデアとは己の内から泉のように湧くものではなく、どこからか授かるものだと。

本棚=アカシックレコードの図


インターステラーに戻ろう。
クーパーはブラックホール内で時間を移動する描写がある。幼きマーフから、同い年の彼女になるまで。これはアカシックレコードの、時間や空間を超越する特徴と一致する。

更に大量に並んだ本棚と、裏側に見える幽霊騒ぎのあった自宅風景。アカシックレコードは前述の通り、知識の図書館と呼ばれることが多々ある。本棚のイメージは非常にしっくりくるだろう。

以上から確実に作品内で事象の地平面の向こうは、これらを示唆していると見て間違いない。

彼らの正体は何なのか?

可視化されたブラックホール

この事実が何に繋がるかと言えば、姿は見えないが共に事象の地平面を通り抜けたTARSにこそヒントがある。彼はしきりにクーパーに対して、「彼らが居る」と言っていた。

彼らの正体は、クーパーがワームホール内でアメリアと指先を触れ合わせて伏線を回収したシーンで判明している。それは精霊でも神仏でも未確認生命体でもなく、我々、つまりは人類自身のことを指していた。

しかしTARSの言葉は少し奇妙だ。現時点で事象の地平面の中へ干渉出来る技術など、現代の人類は有していない。つまりこの段階でTARSの指す彼らとは、インターステラーの時間軸でいうところの、遥か未来の人類なのだ。

彼ら=未来の人類自身



若干のタイムパラドックス問題を含むが、ともかく遥か未来の人類は現代における人類存亡の危機を必ず救わなければならない。でなければ時間齟齬が発生し、何か良からぬ事態が起こるのだろう。

そこで未来の人類は事象の地平面の向こう、アカシックレコードでクーパーとTARSに全てを託した。そしてワームホールを繋げる技術も有していた未来の人類は、功労者たちを安全な場所まで導いた。

以上がクーパー生還の謎の真相だと思われる。

「彼ら」は概念生命体だった?

美しい銀河

人類概念生命体化理論をご存知だろうか。あまり有名でなく非常に荒唐無稽なため論ぜられる機会は少ないが、非常に面白い理論だ。


曰く、

発達目まぐるしいネットーワーク技術は、いつかデバイスを用いずともアクセス可能になる。肉体へチップを埋め込んだり眼球に透過液を流し込んだり。
しかしいずれそれらも古いテクノロジーとなり、いつしか肉を持った身体に意味を為さない日が来る。
やがた人類は肉体という檻から解き放たれ、互いのネットーワークを通じて、広大な宇宙を次元に囚われずに行き来するようになる。
その中では個の意味すらもやがて薄れ、大きなコミュニティを形成した一個団体の概念生命体となるだろう。
大きな概念生命体の意思にほんのわずかに触れた、過去の人類やまだ見ぬ星々の肉体を持った生命。彼らはきっとそれを「神」と認識するのではないか。



といった理論だ。我々の今認識する神の存在とはすなわち、遠い未来の肉体を解脱した、人類自身であるとの見方である。

インターステラーにおいて未来の人類の姿は、はっきりとは描写されていない。いやもしかすると、描写すべき肉体を持たない概念生命体であったらば、それは納得の事実だ。

ワームホール作成や、アカシックレコードに自在にアクセス可能な技術力というと想像も出来ないほどの未来人であることに疑いはない。

すべてを知るのはTARSのみ。

そもそもなぜ、重力解析が必要なのか

宇宙に広がる力の図

作中で説明不足だった重力解析の必要性。
なぜクーパーはブラックホールの中で特異点観測を行ったり、地球でマーフは一生をかけて方程式に取り組んだのだろう。


そもそも人間の身体は地球上で我々が享受している「1G」に合わせて作られている。その為ジェット機で「9G」を受ければ失神するし、逆に宇宙空間で「0G」を体験し続ければ臓器不全などの疾患を引き起こす。

ムーンフェイスという顔が腫れあがる症状を聞いたことはあるだろう。
訓練を受けた宇宙飛行士ですら、長期間0Gの影響下に居続ければ不調は免れない。一般人には尚更だ。


人類全員を搬送するスペースコロニーを打ち上げるにあたって、地球上と同じ重力環境を作り出すことはマストだった。そしてそれが成功したという描写が、球形の内側に作られた町がゆっくりと回転しているシーンだったのだ。

これら前知識が無い状態であのシーンをちらっと見せられても少々、理解が及ばなかっただろう。
ここに関しては作品側に非があると言って構わないと感じた。

時間の解釈は正しいのか?

ジョセフとマーフの時計を合わせるシーン

作中では高重力の第一の惑星や、外宇宙で過ごすニコラス、また地球上に居るマーフたちなどで時間の流れがそれぞれ異なっていた。

ではこの描写は正しいのか?

結論を言うと、これは未だ未確認である。
我々の中で理論上時の流れが異なるほどの遠方で一定期間を過ごした者は居らず、最も遠くて火星の探査機がせいぜいだ。

特殊相対性理論による後押し

多くのSF映画では、高重力や地球から遠方の地では時間の流れが地球上と異なるという見方をする。日本で言うと、浦島太郎が最もポピュラーなおとぎ話になるだろう。

一般的に噛み砕いた説明だと、速度が増すと時間の流れが遅くなる、となる。
これは特殊相対性理論に基づいており、未だ証明されない予言の段階だが信憑性が高いという見方が強い。

よって高重力=自転速度が速い状況下(作中第一の惑星)では、地球と対比した時に時間の流れが異なるという解釈になる。

ブラックホール内部の時間は?

高重力下の最たる例がブラックホールであり、現在最も強い説として、事象の地平面に近づく過程において、時間を含んだあらゆる要素は停止に近いほどの遅延をもたらされる。

本作のジョセフはブラックホール内部のアカシックレコードへ到達したものの、現有の理論的には到達前に永遠に近い時を経るのが最有力。
よってジョセフとTARSは永遠に近い時をもってしても、アカシックレコードへ触れることはかなわないというのが通説になる。

またブラックホール侵入時は、「スパゲッティ化現象」という全方位への重力加圧を受けるとされる。これは故ホーキング博士の提唱した説だ。
理論上はこの段階までで人間の生存は絶望視されており、これを鑑みると本作がいかにSF的だったかが窺えるだろう。

時間は本当に遅れたり早まったりするのか?

無数の時計

実は一定数の学者はロケーションによって時間がずれることに懐疑的であり、不変である、あるいはそもそも時間という概念を用いるのが誤りであるとさえ言っている。

これらは特殊相対性理論を否定することになるが、世界中には思いのほかアインシュタインが提唱した理論に対して懐疑的な者が多い。
実はこれを完全に否定できる新たな理論が生み出されることは殻を破るに等しく、見えなかった可能性が一気に拡がることにも繋がるからだ。


話を戻すと、時間は不変であるという説も一定の支持を得ている。
そもそも我々の指す「一日」とは地球の自転一回のことであり、そこを基準に物差しを作っている分野は多い。
一時間、一分、一秒。あらゆる刻みは地球の一回転から逆算された、我々本位のカウントでしかない。
全宇宙にとっては銀河系に在るたったイチ惑星の一回転など意味は持たず、それを基準とされることにも不服だろう。


色々と理論は挙がるものの、これに関して今の段階で正解は無い。
確かめるにもっとも容易いのは遠方への宇宙旅行だろう。だが人体実験的な色合いは濃く、かなり危険を伴うことも否めない。
また現実的に宇宙空間で人間が長期に渡って健康を保つことは困難であり、阻害要因は多い。

ここでの結論としては、

多数派意見=重力環境で時間の流れが異なる
少数派意見=時間は不変、或いは時間の存在自体が概念として無い



このようになる。

終わりに

一部現実的でない描写が含まれるため、ゴリゴリの理系からは粗を突かれる本作。
ただしあくまでサイエンス・フィクションであるため、多少の脚色には目を瞑る方が作品をより深く楽しめるだろう。

インターステラー(字幕版)
インターステラー(字幕版)

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