【映画】アックス・ジャイアント/ちょい笑いと脱力感【ネタバレ:レビュー】

スリラー

巨大な斧男から逃げ惑うパニック映画作品、AXE GIANTをレビュー及び 評価、感想、解説。

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あらすじ

ホーク刑務官率いる五人の若者は初犯者更生プログラムへ参加している。
更正局から出向してきたサムを加えた計七人は一路、山中に在るキャンプ場へ向かった。


更生プログラムは厳しい。
初犯の若者とはいえ、手心を加えないホークによる訓練メニューに参加者たちの不満は募っていく。

山中を駆けるマラソンプログラム中に、ザッカリーは廃棄された動物の骨を発見する。
巨大な牛の頭蓋のようだ。

ザッカリーは角を折ると、それをナップサックに詰め込んだ。
それが終わりの始まりとは知らず。


憤怒の化身へと変貌した斧男の怒りの鉄槌が、生存者たちを次々に襲い始める。

斧男

斧を手に襲い掛かるポール・バニヤン

この斧を持った巨人は決して人外の存在でなく、れっきとした人間である。
体質的に幼少期から格別に身体が大きく、また成長率も落ちることがない。


名をポール・バニヤンという。

ある不幸な一件以降、人里離れた山奥の洞窟へ隠れるようになり、動物などを狩っては静かに暮らしていた。
同じ山に住む変人のミークスとはチェス仲間で、不思議な関係性で平穏な日々を過ごす。


ザッカリーによって亡き親友、ベイブの墓を荒らされたことで激昂。
復讐の刃で人間たちを次々に叩き切ることに。

物知りミークス

得意げに過去を語るミークス

変わり者ポジションの、山に住む男。

彼は怒り狂ったポールから逃げ惑い、山小屋のサラたちと合流する。
すると妙に饒舌に、ポールが巨大斧男へ変貌するまでのいきさつを語りだすのだ。


およそ百年前の物語。まるでその目で見てきたような語り部へ化したミークスは、つらつらと巨人のバックボーンを伝える。


まこと不思議な男である。

残虐シーン

ロッジの屋根から生存者を引きずり出すポール・バニヤン

多くの死者が出るスプラッター作品では、その死に様は大切なファクターである。

映画SAWシリーズやドラマウォーキング・デッドがその素晴らしい例で、秒数にして一秒に満たないワンカットであろうと、手抜きの無い損壊表現というものはコアなファンを唸らせる。


アックス・ジャイアントではかなりCGが悪目立ちする。
ゴア描写を好む層にとって、重要なシーンの大部分にCGを挟まれることほど萎える表現法は無いだろう。
目につく多くのパーツに関しては、シリコンやゼラチンのダミー人形を使用して欲しかったのが正直なところだ。

伏線が……?

想いを馳せるクレア

更生プログラム参加者のクレアは、若きポールの恋した女性メイベルに生き写しなのだという。

ストーリーのキーになりそうな事実ではあるが、しかしこのフラグがどう今後の展開に影響を与えるのか?

興味のある方は確かめてみてもいいのかもしれない。

終焉は

桟橋を走るポール・バニヤン

パニック作品での強大な敵との決着は通常、適切なロケーションと紡いだ策略、振り絞った知恵と立ち向かう勇気で撃破し得る。
また或いはそれをもってしても憎い仇敵を打ち倒すことが出来なくとも、それはそれで納得のいく顛末であろう。


アックス・ジャイアントでは、そのような要素は必要なかったようだ。
エンディングに向けて別段必要とされるフラグは無く、なんとなく恐怖は過ぎ去った。


少し盛り上がりに欠けていたのは事実だ。

評価

かなり多くのツッコミどころを抱える作品だった。

「斧を持った巨人」というワードに惹かれる方は視聴してもいいかもしれないが、万人向けにお勧めかと言えば、個人的には少し疑問が残った。

★☆☆☆☆
一つ星。
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厚生プログラムの一環として山奥に連れて来られた若者たち。教官の厳しい指導に耐えかね彼らは脱走を図る。しかしその森には巨大な斧を持つ巨人が潜んでいた!振り落とされる斧の前に次々と彼らは命を落としていく。(C) 2012 Picture Show Partners L.P. All Rights Reserved.

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